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ワープポイント

鳥居(写真はイメージです)


私は風呂がきらいだ。
…とは言っても夏場でも毎日入っているし、風呂がきらいな女ってどうかと思うけど、
ようするにやらないければならないことが面倒で大きらいなのだ。
なので、入ろうと入るまいと自由である温泉は大好きなのだ。

そうは言っても、事情があってもう何年も行けていない温泉。
近頃は街の真ん中にも日帰りのがあるので、
ご近所でも良ければその意思さえあれば、気軽に入ることができる。
でもね…。

私はあんまりご近所づきあいをしていないので、
そうもいかないのだ。
だってそんなところで久しぶりにどなたかと遇ったりしてごらんなさい。
ごあいさつしなければならないではないか。

「あ~ら、もしかしたら葉牡丹さん?」
「あ~ら、これはこれはご無沙汰しております、お元気ですか?」
などと、すっぽんぽんでのごあいさつはいやだー!
かといって、知ってる方にお遇いすれば、無視するわけにもいかないし…。

それでご近所にある天然温泉やらスーパー銭湯やら、
なんとなく行かないでしまっているのだ。
ああ、もったいないな。
…とは思う。

でもやっぱり温泉は、できれば泊りがけがいいかな。
私は乗り物に乗るのも好きなのだ。
車も良いけど列車がいいな。
バスも悪くはないけれど。

などと思っていたら、
先日とある場所をうろうろしていて、異世界に迷い込んでしまったのだ。
どこに行くのかわからない、狭い急な階段を、なんとなく上ってみると…。
そこは猛スピードで車が行き交う、高速バスの乗り場だった。

こんなところにあるなんて知らなかったけれど、あ、こりゃ以外と便利ではないか。
身近にワープポイントを発見したような気分。
都会の混雑をかいくぐって列車やらバスやらに乗りに行かなくても、
ここからあちこち行けるではないか。

けれどもなんだか新宿駅やら東京駅やら、一旦人混みに飲みこまれないと、
旅に出た気がしないのは、いったい何故なのだろうか。
そう思いながらさらに階段を上ってみると、
見たことのある神社の、拝んだことのある賽銭箱の裏に出た。

狐につままれたような気がした。


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号泣するには訳がある

雨上がり


若い頃、出版社でアルバイトしていた時に仲良くなった友だち。
なんだか気が合うので今でも時々会うのだけれど…。
「そういえばあの人なんていったっけ、よく女の子の肩揉んでる人いたけど。
あれ、今思えばセクハラだよね」と言う。

「そうだよ、今やったら大変なことだよ、私もやられたよ。
気づかないでやってるとこがタチ悪いんだよ」と、私。
何故そんな古い話がはじまったのかはわからないが、
彼女は当時のことを、連綿と語りはじめた。

いつだったかそのセクハラおじさんは自分の失敗を彼女のせいにしたらしく、
私は忘れていたのだが、悔しくて、秘かに泣いていたのだそうだ。
「そんな自分がなんだか情けなく思えてさ~」遠い目をして言う。
それでトイレで泣くのをやめて、席に戻って、そこで堂々と号泣したらしい。

ああそうか、それでその人は私にばかりしょうもない種類の仕事を頼んでいたのか。
数十年たって、ようやく判明した事実。
見るにみかねた美人のお局様が注意してくれたこともあったが、
おじさんは自分でできない仕事でいっぱいいっぱいなので、結局誰かに頼むことになる。

その人を全く信じていなかった私は、「これ、捨てておいてね」と言われたゴミも、
そのまま自分の机のセンター引き出しにしまって、寝かせておいた。
そうすると何日かたつと必ず「あ、あれどうした!」と言ってくるので、
「旦那、ここにありやすぜ」とばかりに出してみせるのだ。
(ここで捨てたと言うと私のせいにされたのね、きっと)
(逆に言うと私が甘やかしたせいで、彼女が泣くはめになったのか、ごめんよ)

セクハラおじさんは指示を出すのもヘタだった。
「あ~あのね、あれをああしてこうして、んで、こうしといてね」と、ほんとに言うのだ。
ほとんどの人は全く意味がわからないか、わからないふりをする。
ところが困ったことに、私はわかってしまうし、やってあげてしまうのだ。

そんなこんなで面白そうな良い仕事は他の人に行ってしまい、
おかげで私はストレスで胃の調子を悪くして、バイトをやめてしまった。
歳をとってすこしは拒否できるようになったが、これも性格なので、仕方がない。
で、私の人生は今でもそんなかんじだ。

きっと、たまには泣いたほうが良かったんだと思う。
子供じみてはいるが、「私は全力で抗議しているのだ」という、
わかりやすい意思表示にはなる。
ストレスホルモンが涙と一緒に排出されるので、そういった意味でも良いらしいし。

でもさ、ここぞという時、泣けないんだよね、私。
でもってそのストレスが胃だのなんだのと、本体にきてしまう…と。
理路整然と拒否するよりも、泣いたほうが効果があるのだろうなあ。
ま、この歳になって泣いてみてもしょうがないか。
(いるけどね、この歳になってもすぐ泣くオバハン)

でも、抗議のために泣くのは良しとして、
泣きながら謝る人だけは嫌だな、やっぱり。
だって泣くのは攻撃だもの。
謝ってるはずなのに攻撃してるってなんなの?と、私は思う。

正しい謝罪の仕方みたいなマニュアルがあって、泣くのは効果的らしい。
でも私は泣きながら謝るやつって信用できないのだ。
前に記者会見で自分の失敗をきちんと説明して、冷静に謝った芸能人がいたけれど、
ますます好感度上がったもんね。
(私はその人が悪い事したとは思っていないので、謝る必要さえ無いとは思ったけど)
(↑誰だか思い当たっても固有名詞は書かないでね)

そういえば今ごろどうしているのだろう、あの号泣議員。
やっぱり泣きながら謝る人って、信用できない以前に滑稽に見えてしまう。
竹中直人の笑いながら怒る人に匹敵する可笑しさだ。
もしかしたら、笑ってもらって許してもらおうという事なのかもしれない。


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賞味期限越えに挑戦する

忘れ草


うちには私が嫁に来る何年も前からある、
スープやトマトの缶詰やら苺フルーチェの素やらが、戸棚にごろごろしていた。
「そんなもの、家を建て直した時に捨てろよ!」と思った。
「物を捨てるというハードルの高い行為を嫁にさせるな!」とも。

あるとき私はこのとっくに賞味期限の切れたトマト缶を、家族に知らせずに使ってやった。
もちろん昔の物なのでプルトップ式ではなく、缶切りで開けるのだ。
中味はちょっと…う~ん微妙だったが、シチューに入れて煮込んでしまえばこっちのもの。
味にはまったく問題はなかったし、誰ひとりとしてお腹も痛くならなかった。

で、フルーチェのほうなのだけれど、子供の頃は私もおいしくいただいていたのだが、
現代の大人の口にはちょっと甘過ぎなので、そのまま手をつけずに放ってある。
つまり今現在でもなお戸棚の奥深く、人知れずに眠っているのだ。
私が何年前にこの家に来たのかは、言わないでおこう。

賞味期限が数時間前に切れたばかりのコンビニのおにぎりを、
「食べようかどうしようか」と真剣に悩んでいる人を見かけることがある。
私はその人に「勇気をもって食べよ!」と言って、背中を押してあげたいと思う。
店で売っている加工食品は、なかなか腐らないので大丈夫なのだ。
(正確に言うと、賞味期限=この日までおいしく食べられることを誓いますbyメーカー)
(消費期限=この日までに安全に食べられることを誓いますbyメーカー)
(説明↑こんなかんじで合ってるのかな、てきとーだ)

パンにはカビが生えないように、サラダは傷まないようになど、様々な処理を施してある。
ほとんどの加工食品は消毒したり添加物を加えたりしているはずなのだ。
一週間たってもカビが生えないパンなんて、
そういう意味ではすこしくらい賞味期限が切れても、ほぼ安心だと思う。

色々な食品で賞味期限が延長されているみたいだけれど、
その理由として消費者の利便性がどうのこうのって…。
それって賞味期限切れが近づくと3割引き5割引きにしないと売れないから、
引き延ばそうっていうだけのような気がするのだけれど。

私もそんなに早く捨てるのはもったいないと思うので、良いと思う。
けれどもそれを消費者の利便性だのなんだのとお為ごかしに言われても…ねえ。
正直に言えば良いのにね、な~んか感じ悪い。
(どうせ腐らないんだし)
と、ぐちぐちと書いたけれど、今までもこれからも、加工食品には賞味期限が表示される。

で、食品じゃないものについて。
洋服にも、表示されてはいないけれど賞味期限のようなものがある。
季節の終わりのものや去年の商品などは、セールになったりする。
私は賞味期限を文房具とかプラスチック製品、衣料品にも表示してほしいと思うのだ。

何故かというと、前にこんなことがあった。
スーパーでセールになっているボールペンセットを買ったのだ。
12色セットかなんかで、微妙な中間色が揃っているのでお絵描きに良いかな、と。
家に帰ってわくわくしながら使ってみると…。

なんと、ほとんどのものが出ないのだ。
ピンクも若草色も水色も、どれもこれもインクが出ない。
スーパーでマニアック文具はあまり売れないのか、商品がそうとう古かったのだろう。
それで安くなっていたのだから仕方がないのかもしれないけれど、これはひどい。

セールじゃなくてもあまり商品が売れないさびれた店で買うと、同じようなめにあう。
文具だけではなく、きちんと管理されていない古くて保存状態の悪い商品は、
スカートやパンツや靴下のゴムはゆるゆるだし、
プラスチックが劣化していて、洗濯バサミやカゴはすぐに粉々になる。
(奥のほうが新しいかと思って奥のほうから取っても、あたる時は当たる)

で、ひとつひとつの商品に賞味期限がついていると、
どこの店でも安心して買えると思うのだ。
そういうのがほんとうに消費者の利便性というものだと思う。
お店の人も、商品管理がしやすいだろう。
(ロット番号があると言うかもしれないけれど、見てもわからない)

いや、期限なんて面倒だというのなら、製造年月日でいい。
食品を含むすべての商品に、メーカーの責任において製造年月日をつける。
保存状態などを加味してどのくらい古いものまで正価で買うかは、
消費者の自己判断にしてもらってもかまわないと思う。

何かあって裁判だのなんだのになった場合、
賞味期限や消費期限があったほうが、きっと判断が楽なんだろうけど。
でも、どうせ私の大好きなアイスには賞味期限がないのだ。
アイスを食べてどうにかなったときは、どうしてくれるんだ。

なんてことを長々しく書くと、
そのまままるっと信用する方が、ほんの少数でも中にはおられるかもしれない。
私のブログには役にたつことが書いてないと、すでにご存じの方はいいが、
通りすがりにちらっと読まれる方には、そんなことは通用しない。

腐らないものは安全というのはカビが生えたり菌が繁殖しないという面からのみの安全。
違った方向から見るとそのほうが怖いのかもしれないし、何事も絶対ということは無い。
私のまねをして古いものを食べて何かあっても、責任はとれません。
かといって腐らないほうが怖いと、思いつめないでください。
(…と、いちおう書いておこうっと)

な~んてことを考えはじめると面倒になって、
「やっぱりこれ公開するのや~めた」ってなってしまうのだ。
そんなこんなで半年以上も前に書きかけて、忘れていたのがこの記事。
最近撮ったヤブカンゾウの花の写真を付けてみた。
(別名ワスレグサなので)

ということで、実はこの記事自体が賞味期限切れなのだった。


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