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風立ちぬ~♪

すみれ

私は堀辰雄を一度も読んだことがない。
今話題なので、映画を見てきた友人ひとりと、三人で話した。
「ええっ?読んだことないの?一冊も?」
長い付き合いの友人にさえ驚かれた。
どうやら私は、そんな感じの小説を読破しているように見えるらしいのだ。

私はここでも、文章を書くのが好きだとは書いたことがあるが、
小説を読むのが好きだとは、一度も言っていないはずだ。
中には面白く読ませていただいている小説もあるが、
なんかあんまり…なんかあんまり…興味がない。
子供の頃、家にどっさり本はあったのだけれど…。

その中で私が好きだったのは、百科事典とか図鑑だった。
SF小説は好きで、家に無かったので買ったけれど、ブンガクに興味がなかったのだ。
童話とか神話は読んでいて、宮澤賢治は子供の頃からずっと好きなのだが、
考えてみれば宮澤賢治も、ものすごくSF的だ。
「グスコーブドリの伝記」と小松左京の「日本沈没」は、共通するものがあると思う。

高校の頃好きだった中原中也にせよ、大人になってよく読んでいる村上春樹にせよ、
私が好んで読んでいるものって、いつもどこかしらSFの匂いがするのだ。
ナントカ文学賞の選者のみなさんは多分、SF臭が嫌いなのだろう。
筒井康隆の「大いなる助走」という作品で、
賞取りを逃しておかしくなってゆく主人公が描かれていたけれど…。

ひまわり

話がどんどん脱線したけれど、「風立ちぬ」と言えば、私にとっては松田聖子なのだ。
作詞の松本隆さん大好きだし。
(…って、彼は全然科学っぽくないけど、まあ、良いじゃないですか!)
で、「すみれ ひまわり フリージア」なんだけれども、
うかつにもフリージア、うちの庭に咲いていたのに撮っていないのだ。
なので、「高原のテラスで手紙」でも書いてください。

高原のテラスで手紙

デハ!
7月に「さよなら さよなら さ~よ~な~ら~」。
(淀川さんではありません)


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似てるシリーズその21

女々しくて


ゴールデンボンバーの鬼龍院翔とギャル曽根。
あと、ちょっとだけ北斗晶。


そっと置かれた

葉っぱの上に、そっと置かれた雨つぶが…


二十代の頃、夏、女友達三人で海に行った。
私たちは真面目なので、女三人だからとて、不純な動機は何ひとつない。
動機はそこに夏があるから!ただそれだけ。

もちろん水着は持って行ったけれど、三人のうちふたりは焼かない派。
パーカーでがっちりガードして、真剣に砂の城を作る私。
パラソルの下で本を読む、焼かない派のもうひとりの友人。

「じゃ~~ん!」
新しく買ったばかりのシュノーケルを取りだし、ひとり焼く派の友人は得意げ。
専用ゴーグルを装着し、いざ海へ!

私の砂の城はマジなので、通りすがりの子供が興味を示しても、
オトナの眼力で、けっして近くには寄せ付けない。
砂の質にも拘っているので、そこのビーチの砂は、細かくてお気に入りだった。

本を読んでいる友人は、そんなふたりに付き合わされたのか?
いったい何をしに海へ?
いや、やはり海へは行きたいのだ、何故なら夏だから。

私がまだ砂の城を作る場所を物色しているというのに、
先ほど海へ駆けて行った友人が、もう帰って来た。
どうした?さっき行ったばかりなのに…。

「シュノーケルが…」ぽつりとそう言った。
がっくりと肩を落とし、憔悴しきった顔をしている。
どうやらお気に入りのシュノーケル&ゴーグルは、一瞬で波にさらわれてしまったらしい。

どう慰めていいのかわからない私たちふたり。
夏の青い空が、その瞬間、リアルに空しく、高くなった。
ふと、彼女の紺と白ストライプのキャンバスバッグの上を見ると……。

一枚の千円札が、そっと置かれていた。
私たちは、三人同時に空を見上げた。
何かわからない鳥が一羽、高い空を飛んでいた。


百日紅


好きだった人

好きだった人々


黒柳徹子さんは、お幾つになられても年上の男性が好みだとか。
(んで、間もなく80歳っていうところが素敵)
タイプとしてはトシちゃんよりマッチだし、キムタクより草なぎくんだし、
あと、ちょっと薄毛の方がお好きだとかで、そんなところも私と好みが似ている。
(何かちょっと話が脱線しそう…)

私は幼稚園、小学校の頃から大人っぽい子が好きで、
幼稚園の時好きだった子は、ひとりだけ背が高く、おっさんぽい子だったし、
小学校1年の時に好きだった子は、1年留年していた。

何?小学校で留年?と、思われるかもしれないけれど、
彼は病気でしばらく学校へ行けなかったので、
1年遅れて、妹さんたちと同じ学年になったのだ。

妹さんたちと複数で言ったのは、実は妹さんは双子だったからだ。
なのでひとつの学年に、両親が同じ兄妹が、3人もいたことになる。
めったにないことだけれど、その3人が、私と同じ学年にいたのだ。

小学校1年でひとつ年上だと、見た目も言動も大人っぽい。
おまけに1年間病気療養でみんなと違う体験をしているので、
苦労したぶん大人になっている。

何それ、初恋話ですか?と思われるかもしれないけれど、それとはちょっと違う。
うまく言えないけれど…。
今まで時々話してきた、面白い人たち、印象に残っている人たちと、同じなのかな。
(学生時代の先生、同級生、前にいた会社の同僚、テレビで見掛ける人々等々…)

そんな人たちは男性とは限らないし、女性とも限らない。
中にはその時だけの付き合いで、名前を忘れてしまった人もいる。
でも誰にでもきっと、印象に残っていて好きだと思える人が、何人かいるのだ。
(それは恋愛とはちょっと違うはず)

中には一言二言しか話したことがないのに、
私にとって、何故だか忘れられない思い出になっている人もいる。
そんな人たちのことも、ふと思いだして、形にすることができるのだ、この場所は。

もっともっといたはずの、私が好きだった人たち。
出てこ~い!沼の底から!


喉が渇いた時は水が一番おいしい

喉が渇いた時は水が一番おいしい


お団子屋さんで、お土産の御手洗団子を焼いてもらっている間、
緋毛氈に座り、旅人気分で待っている。
お店の人が、お盆に乗せた、汗をかいた冷たい水を持ってきてくれる。
けっこう長く歩いた後なので、これがなんだか、とってもおいしい。
ただの水がおいしいと思えるということは、ほんとうに喉が乾いているということだ。

そう言えば昔、学校の廊下に置いてあった給水機って、
休み時間になるといつも、行列ができていた。
今は小学校に水筒持って行く子も多いらしいし、
自販機どころか、オシャレなカフェテリアがある高校だってある。
それはそれで楽しそうで、なんだか羨ましい気もするけれど…。

そう言えば御手洗団子って、
下賀茂神社で土用の丑の日に行われる御手洗祭りの時に売られたのが最初で、
滴る水を現した形だっていうのを何かで見たけれど、
夏はあんまり売れないって、お店の人が言っていた。
なんだか涼しそうな名前と形、由来だけれど、焼きたては暖かい。

私は冷たい水を飲み干して、出来あがった御手洗団子を受け取る。
そして、また暑くなるなあ…と思いながら、歩き出す。


お話上手な従姉妹

そうそう、こんな部屋だった


夏になるとみんな、怖い話をはじめるのは何故だろう。
お盆があるから色々思い出すのかもしれないけれど、
一時的にぞっとはしても、その後、別に涼しくはならないし。

子供の頃、夏休みとか冬休みになると、みんなで祖父母の家に集まった。
私には従姉弟が沢山いて、一番上と一番下は、20歳くらい歳が違う。
そんな子供たちが、夜は広い部屋にびっしりと布団を敷いて、一緒に寝るのだ。

すぐに眠れる訳もなく、ひとつ上の従姉妹が、待ってましたと怖い話をはじめる。
私は子供の頃苦労人だったせいか、お化けなんて怖いと思ったこともなく、
むしろ今のほうがよほど怖がりなのだが、従姉妹の話は面白かった。

話の内容はどうということのない怪談話なのだが、
盛り上げ方が上手で、最後のところではみんな、
「きゃ~~~~っ」と叫んで抱き合ってしまう。

それを聞きつけた大人に「早く寝なさいよ!」と、必ず怒られるのだが、
布団を被って寝たふりをする。
静かになった暗闇に、蒸気機関車の気笛が、遠く長く聞こえた。
(そんな昔の話)

お話上手の従姉妹は、大人になって国語の教師になった。


ちょっと酔っぱらっている なう

ねえねえ僕、夏休みだよ


彼女は今、酔っている。
なので何も書けそうにないと言っている。

しかし、酔っていると言っても、
飲んだのはアルコール分3%チューハイほろよい(ラムネ味)なのだ。

しかも1缶ではなく、その3分の1だ。
これで酔っているというのは、書けない言い訳だろうと私は思う。

だがしかし!先ほどから彼女は己の額を、
家の中央にある大黒柱に、何度も何度もがんがん打ち付けているのだ。

平常心でこれを行っているとすれば、より一層、事態は深刻だと言えよう。
さんざんそれをやった後、今は井上陽水の少年時代を歌っている。

早く寝ればいいのに…。


私にも分けて!

内気なひまわり


今日は曇っていたので、久々にひまわりの小径を通った。
ほとんどのひまわりは首を垂れていたけれど、
まだ咲き始めのもあったので、撮らせてもらった。
(ありがとう)
蝶々や蜂に、なかなかの人気で賑わっていた。

うちの庭のきんかんも、2~3日前の満開の時には大人気で、
アゲハの芋虫や小さなマダラ蝶、沢山の蟻たち、
蜘蛛は巣を張っているし、蜂の巣よりも沢山集まっている蜜蜂たち。
良い香りがあたり一面に漂って、かなり遠くからも、お客様を集めていた。

きんかんの実はあんまり好きじゃないけれど、蜜はきっとおいしいに違いない。
そんなにみんなで来るのなら、私にも少しは分けてほしいよ。
だって、うちのきんかんなんだもの。
…と、よだれをたらす私。

今日も雨が降る直前まで、蜂たちが忙しそうに、残っている蜜をせっせと集めていた。


こちら、大人気のきんかんでございます


超能力

ユリ ゲラー?


子供の頃、病気になると寝ているだけで暇なので、
ベッドに横になったまま、超能力の練習をしていた。

天井から下がっている電気を点けるヒモの先を、
手を触れずに念力で動かすのだ。

これがけっこう動くので面白くなって、
調子にのって、今度は立てかけてある薬の袋を倒してみようとする。

さすがにそれは出来ないので、
そうこうしているうちに、疲れて眠ってしまう。

そんなふうに、何とか暇はつぶれ、よく眠るので病気も治るのだった。
電気のヒモなんて、今にして思えばきっと、ちょっとの風で動いてしまうのだろう。

超能力。
そんなに集中して念じるくらいなら、自分が動いた方が、ずっと楽。


今日もどこかで

誰かがいつも君を見ている


前に「ネットの情報収集能力も、まだまだだな」な~んてえらそーに書いたけれど、
どこかで監視カメラが私の行動を見ているの?…ってことがあった。
(6月29日の記事「小学生だって気を使うのに」参照)

昨日私のパソコンにイヤホンの広告が出たんだけれど、
実は一昨日ホームセンターで、イヤホンを、買うつもりもなくちょっとだけ見ていた私。

すでに私のIPアドレスと顔と本名が一致してるとか…ね。
全国の監視カメラと連動していたりして。

選挙で投票する時も、体育館のキャットウォークから見られてるんじゃないかと思って、
ついつい書く前に、何度も上を確認してしまった。

…って、ゴルゴ13の見過ぎ!
でも私の考えるようなことって、たいていみんな、既に現実なのよね~。

な~んちゃって。


おじさんたちの広場

遠い遠いあの野原


公園の広場の真ん中に、
入道雲の夏の日も、
北風ぴゅーぴゅー吹く冬も、
じとじと小雨の梅雨の日も、
まいにち来ているひこうきおじさん。

いつもひとりで楽しそう。
空に向かって一直線に、ゴムの弓を引く。
パチンコみたいに。
そしてひこうきは、空にすいこまれてゆく。
青い空に、白い空に、灰色の空に。

はじめて集団のひこうきおじさんを見た。
今日は10人はいた。
樹に引っかかった時に落とす、
伸縮自在の棒を広場の真ん中に突き立てて。
おじさんたちは右に左に、走るはしるはしる。


似てるシリーズその20

虞美人草by漱石(読んだことないけど)


本日は文豪のみなさんのご登場です。

芥川龍之介とタレントの所ジョージ。
正岡子規とジャズサックス奏者の坂田明。
森鴎外と俳優の川津祐介。
夏目漱石とフリーアナウンサーの久米宏。

…以上。
花の写真なのに、綺麗なおねえさんじゃなくてすみません。


昔「文豪」というワープロがあった


夜に

月夜の電信柱


夜の住宅街を歩く。
白い街灯と、小さなオレンジの窓の灯が、
ところどころぽつぽつとともっている。
あちらこちらの窓から、
石鹸の匂いと、シャワーの流れる音。
子供の笑い声も聞こえる。


月光仮面

オオマツヨイグサ


北の国の中学校にいた時に習っていた理科の先生は、
月光仮面というあだ名だった。
バイク通勤しておられたのだが、真冬の雪の日など、
長いマフラーで頭と顔を、一緒くたにぐるぐる巻きにしていたからだ。

その先生は私の顔を見る度に、にこにこしながら、
「カジカみたいな顔してるな…」と言うのだ。
なかなかダンディでダンスが上手く、面白い先生だったので、私は好きだったのだが、
「カジカってどんな顔してるんだろう…」ある日そう思って、調べてみた。

ハゼみたいな、アンコウみたいな、ナマズみたいな…。
……どう見ても美形ではなく、女の子に言っても誰も喜ばないだろう。
でも先生に悪意があったとは思えなかった。
何故なら私は、同級生だった先生のお嬢さんに似ていたからだ。

彼女は文武両道で運動神経もよく、しっかりした子だったのだが、
遠目から見た体型だけでなく、顔も似ていたので、よく間違えられた。
なので、自分の娘に似ている生徒の顔を悪く言うかな…。
というよりもその先生、そんな悪口をにこにこして言うような人物ではないのだ。

ある日私が他の生徒と話している先生の後ろを通りかかった時だった。
「おまえ、カジカみたいな顔してるな…」
えっ?
私はびっくりして、通り過ぎた後、ちょっと戻って先生を見た。

そうか、私にだけ言っていたんじゃなかったのか。
誰にでも言っていたのね。
あれは、どういう事だったんだろう。
もしかして先生は、カジカヲタク?

理科の先生ってこうい人物が多いので、私は好きなのだ。


まだまだがんばる


ベゴニアの花

ベゴニア


子供の頃スイカを食べると、口の周りが赤く腫れてかゆくなった。
それを見た親に、「ベコニアみたいだね」と言われた。
ベコニアって何だろう……あ、ベランダにある植木鉢の赤い花!
普通はかゆくなるからスイカを嫌いになるのが筋なのかもしれないけれど、
それ以来私は、ベコニアの花が苦手になった。

それでも私は口の周りが赤くなろうがかゆくなろうが夏になる度にスイカは食べたし、
お腹が冷えようが親に隠れてでもカルピスは飲んだし、
口の中の上あご側がでこぼこになろうが、かき氷もおっぱいアイスも食べた。
そうこうするうちに段々と、スイカを食べても大丈夫な大人になった。
けれどもベコニアの花は、なんだか苦手なままだった。

そのうち植物園に行ったり本を見たりして、
ベコニアにも沢山種類があることがわかってきた。
形や大きさも様々で、華やかな大輪や枝垂れのものもあり、
色も赤だけではなくオレンジや白、黄色、二色コンビのものもあり、
中には私好みの花もあって、苦手な感じはなくなっていった。

けれどもやっぱり小さくて真っ赤なベコニアの花を見ると、
今でもなんだか口の周りがもぞもぞするのだ。


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500のはし1000のはし

「おかさ~ん、これ~」
レジに並んでいる母親のところへ、
ちびまる子ちゃんくらいの男の子が嬉々として抱えてきたのは、500本パックの割り箸。
一応、箸だから500膳って数えるのかな、その辺が、割り箸ってびみょ~な立場。

おかあさん、一刀両断に、「だめ!」…当たり前でしょ。
すると今度は満面の笑みで、1000本パックを抱えてきた。
それを見つけたのがすごくうれしいらしく、とても良い笑顔だ。
それは薪か?っていうくらいの量。

でも確かに沢山って、それだけで楽しいかも。
3年分あるよ、使い切った頃には6年生か。
じゃ、もうすぐ中学生だね。
…っていうくらいの量なのであった。


500の箸1000の箸


せんぷうき

せんぷうき


もう随分と昔の話だけれど、海に近い高原の観光地にでかけた時のこと。
高原なので、もちろん涼しいだろうと期待して行ったのだが、
残念なことに、その年の夏はちょうど猛暑で、
おまけに避暑地なので、部屋にエアコンなんてついていなかった。

そう言えば来る途中に、ペンギン博物館っていうのがあったね。
…という話になった。
うん、ペンギンがいるのなら、涼しいに違いない!
行きましょう、行きましょう…と、でかけて行った。

ところが…。

展示ばかりでペンギンなんていやしない。
別にいなくても良いよ、ペンギン見たけりゃ水族館に行くさ。
でもね、展示室に、エアコンが入っていないのだ。
別に入ってなくても良いよ、エアコンめあてなら喫茶店に行くさ。

がっかりして私たちは出口に向かった。
正直言うとペンギンが見たかったのだけれど。
で、出口を出たところで私は、腰が抜けるほどに驚いた。
そこはもう外で炎天下なのだが……。

いたのだ!ペンギンが!白く塗ったまぶしい壁と床、小さな水たまりの向こうに、
私の記憶に間違いが無ければ3羽の小さな小さなペンギンたちが…。
そしてペンギンたちの横には、ご家庭用の小さな扇風機が…。
先ほど見た展示の途中に、ペンギンを守ろう!的な募金箱があった気がするけれど。


それから何年かたって同じところを通ると、
正面にあった巨大なペンギン像の頭が挿げ替えられ違うものに再利用され、
180度違った内容の、奇妙な博物館になっていた。
ペンギンたちは、どこに行ってしまったのだろう。

それから何度かその前の道を通ったけれど、
通る度に私は、なんだか物悲しい気持ちになってしまうのだった。


のろいののろい

あなたのうしろにのろいのよろいが…!


私にはのろいののろいがかかっている。
鈍いの呪い。
解りやすく言ってしまうと、トロイのだ。

「歩くのが速いと言っていたじゃないか!」
と、中にはご記憶の方も…。
(2月17日の記事「牡丹灯籠」参照)
やれば出来るのだ、何でも素早く。

実を言うとこれは私の半生を賭けた、訓練の賜物なのだ。
子供の頃からトロイという自覚のあった私は、
大人になってから、とにかく仕事は早くやろうと心掛けるようになった。


それから幾星霜。
ある時私の上司が言った。
「君は仕事の速さだけは…だけは…だけは…だけは…完璧だね」
(「だけは」がこだましている)

これはショックだった。
私はいつの間にか仕事が速いだけの女になっていたのだ。
物凄い努力によって弱点は克服したが、長所を伸ばせなかったのだ。

私が今まで努力してきたのは一体、何の為だったんだろう…。
それからばかばかしくなった私は、無用に急がなくなった。
なので、今では特に何の取り柄もない女として、毎日呑気に暮らしている。


ジョン・レノンを見た女

imagine


黒船を見た女。
…黒柳徹子さん、そんな風に言われる事もありますが、
実際にご覧になった訳ではなく、随分と長生きされていますよ…というこれは冗談。

でも私は本当にジョン・レノンを見たのだ。
いや、見たのかな…?
う~~~んと………見たのかもしれない。

いや、少なくとも視界には入っていたんだと思う。
夏の軽井沢の人混みの中に消えた彼の、頭のてっぺんくらいは…。
というのも友達が急に「あ、ジョン・レノン」と言ったので、冗談だとばかり。

それが本当だったのだけれど、その場にいた沢山の人たちは、
誰ひとり騒ぐ事もなく、いつもと同じように行き交っていたのだ。
これで大騒ぎにでもなれば、「え?どこどこ?」となっていたのだろう。

彼が日本を気に入って何度も訪れていたのは、
ヨーコさんの国というだけの理由じゃなかったのかな…と思う。


花


西部劇ごっこ

庭


前に知らない中学生くらいの男の子が家の前の私道を通って、
奥の家の敷地内を通り、向こう側の塀を乗り越えて出て行ったことがあって、びっくりした。
この頃は勝手に他人の敷地内に入るなんてことは、小学生でもあまりしないけれど、
私が子供の頃は、余所の家の庭を通って近道したりするような子がけっこういた。


その頃、近所に庭の広い大きな家があって、
私たちはその庭に勝手に入り込んで、よく遊んでいた。
テンガロンハットをかぶり、腰に二丁拳銃を下げて、
庭の大きなサボテン(妄想中)の陰に隠れて撃ち合ったり…。

家の近所にあまり女の子がいなかったせいもあって、
私はその頃、けっこうそんな遊びをよくやっていた。
近所で一番歳の近い女の子が活発なタイプの子だったし、
私も西部劇が好きだったのだ。

その家は古い日本家屋で、いつも縁側に小さなおばあさんがひとり座っていた。
おばあさんは私たちの西部劇の唯一の観客なのだが、
私たちが何をしても、いつも一切ノーリアクションだった。
撃ち合いを楽しんでいるようにも見えず、かといって煩いとも思っていない。

つけっぱなしのテレビでも見るように、いつもただおだやかにそこに座っていた。
そして私たちはいつの間にか、テレビの中の登場人物になっていたのだ。


ひまわりの小径

観察日記ふたたび1

観察日記ふたたび2


ひまわりは茎の中から現れて、やがてこんなふうに花が咲く。
茎の中心部を上から覗くと、
ほんとうに中から蕾がせり出して来るのだ。
そして一枚いちまい、折りたたまれたがくが開くと、
中から黄色い花弁が現れる。

面白いなあ…と思って、ちゃんと開いた花も、撮ろうと思っていたのだけれど…。

ひまわりの咲いている場所が、暑いのだ。
夏の間の日の出ている時間帯は、日陰になるような道を選んで歩いているので、
ひまわりの小径は、このところいつも、避けて歩いているのだ。
夜にも撮ってみたのだけれど、貞子のようになってしまい、
明るさが売り物のモデルさんから掲載許可が下りず…。

咲いてる写真が撮れるかなあ…この夏の間に…。
あの道、通りたくないなあ…。


似てるシリーズその19

日本の薔薇


美保純と大沢あかね。
松岡きっこと仲間由紀恵。
中村メイコと大島優子。
イルカと福田萌。


知らないものは知らない

昨日の何だかわからない実は、どうやらヤマブキの実らしい。
今日たまたま同じものを見つけたら、シロヤマブキという札がついていた。
そう言われてみると、葉っぱの形が確かにヤマブキ。

でもヤマブキって実がならないんじゃないの?とおっしゃる方!
おられるかもしれません。
でも実がならないのは、八重のヤマブキなんだそうです。
(七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだに…あ、八重って言ってますね、ちゃんと)

春、花が咲いてはじめて桜の木だったということに気づくことがある。
普段、適当に生きていると、花が咲いていないとわからない植物って多い。
よく観察すればわかるはずなのに、花が咲いていない時は見てさえいないのだ、きっと。

これ、何?黒い花?
観察日記1

で、こうなって…それはつぼみだったらしく…。
観察日記2

こうなる。
観察日記3

ああ、これなら知ってる、よく見る花だ。
名前は知らないけれど…と思って調べてみたら、
これはどうやらメドーセージという花らしい。

…ん?そう言えば何日か前に、
「パセリ、セージ、ローズマリー、&タイム」の話をしたっけ。
(7月3日の記事「ローズマリーって何?」参照)
でもこれはハーブとして使うセージとは違うみたいだ。

花が咲いていてよく観察しても、何だかわからなかった私。
結局いくらよく見ても、知らないものは知らないのであった。


追記:11月2日

文中「つぼみ」とあるのは「がく」の間違いです。
メドーセージの黒い部分は、「がく」なのです。
お詫びして訂正いたします。


夏の一日

何かの実


今日は早起きして、朝から8km歩いた。
夏の早朝は、こんなに、いつもはどこに隠れているの?っていうくらい、
沢山わらわらと人が湧いてくる…ウォークの人もランの人も、どこからともなく。

今朝なぜ私が早起きしたのかというと、暑かったので、目が覚めてしまったのだ。
なので、いつもなら絶好調の時間帯なのに、今現在、ものすごく眠い。
昼間も一日中、なんだかいつも以上に薄ぼんやりとしていて眠かった。

でも今、一応何かしらの文章を書いているということは、
一応そんな一日でも、とりあえず実を結んだということだ。
そんな文章と、今朝早起きして撮った、何だかわからない実の写真。

夏の一日。


解けない謎

ごめんなさい


昨日の写真、別の日に同じ場所で撮った、もっと引いた画のを見たら、
葉っぱの形がやはり睡蓮でした…すみません。
そんな訳であまり植物詳しくないので、いいなと思って撮った写真でも、
さんざん迷ったあげく、なんだかわからないので使わない事も…。

植物じゃなくても、なんだかわからないものってけっこうあります。
前に近所を歩いていて、気味の悪い生物をみつけました。
苦手な方も多いと思って詳しい描写は避けますが、
黄土色で櫛形の頭をした、1mくらいの細長い生物です。
(十分詳しいかも…ごめん)

さんざん調べて解ったのですが、これはコウガイビルといって、
名前はヒルでもプラナリアの仲間なのだそうです。
私ははじめて見たので驚きましたが、そう珍しいものではなく、よくいる生物のようです。
こういうもの、気持ち悪!とか言いながら、なんだろな~と、つい興味をもってしまいます。

子供の頃、このなんだろな~のせいで、みんなに迷惑をかけてしまったことがあります。
うちは親戚が多かったので、時々バスを借り切って、
海や山や温泉や、いろんなところに出掛けました。
バスを運転できる叔父さんの運転で、けっこう遠くまで行きました。

で、夜は宴会になって、大人たちは大騒ぎをするわけです。
子供も何か芸をするとご褒美がもらえるので、意外と楽しめました。
でも宴もたけなわになってくると、子供たちはちょっと飽きてきます。
大人たちはますます盛り上がっているわけで…。

そんな時、私は数人の従姉妹たちと、宿を抜け出して港へ行ってしまいました。
誰もいない夜の港で、誰かが不思議なものをみつけました。
呼ばれて行くと、何かが海面で、きらきら光っています。
「なんだろう…」みんな、その何かわからないものに、目が釘付けです。

ちょっと宿を抜け出しただけという事を忘れて、
「あれは何だろう」「まさか小さいUFOとか…」
「何かの灯が映って揺れているだけじゃない?」
「いや、たしか夜行虫っていうのがいてね、それかも…見たことないけど」

大人たちが私たちがいなくなったことに気づいて、
大騒ぎになっていることにもまったく気がつかず、
私たちは夜の港で、あれこれと無い知恵を絞って、
それが何かを考えていました。

見つかった私たちは、さんざん怒られました。
「あのね、光るものが…」
「いいから!もう帰るよ!みんな心配したんだから…」
と言われ、さっさと連れ帰られてしまいました。

結局それが何だったのか解らず、未だに謎は謎のままです。


手を取り合って

蓮の花(睡蓮だったらごめんなさい)


前にいた会社の同僚で、白シャツフェチの女性がいた。
私たちの部所は服装が自由だったので、みなさんかなり面白いスタイルで出社する。
本物のモヒカンの若者もいて、「その髪、どうやって立たせるの?」と訊いてみたら、
「床に仰向けになって、固めた後に起き上がる」とな。

そんなこんなにめちゃくちゃな会社でも、年に一度の健康診断がある。
ちゃんとしたスーツに身を包んだ、営業のみなさんも集合する。
白シャツフェチの彼女にとって、テンションチョモランマな日だ。
ものすごくドキドキして、心拍数が上がってしまうらしい。

若くして亡くなった父上が、白シャツにダークスーツが似合う方だったらしく、
かつ、母上の職場にはスーツ姿の人はほとんどいなかったので、免疫がないのだそう。
なんて、かく言う私も実は白シャツを見ると、かなりドキドキしてしまう。
父も含めてスーツを着ている人間が、周りにほとんどいなかったからだ。

で、健康診断の日は、手を取り合って心拍数が上がる、怪しいふたりなのであった。


あんまり電話しないから…

ガチャガチャのカメラ


ガラパゴスナントカという言葉が嫌いだ。
日本は島国なんだから、別に余所の地名を使わなくとも…。
うまいこと命名したつもりでしょうが、ガラパゴスのみなさんにも失礼。
どうせなら、鎖国ケータイとか島国ケータイでお願いします。

とっても便利なのにね、日本の二つ折り携帯電話。
これで光学ズームレンズがついていれば、もっと良いのだけれど。
でも、このままでも接写はとてもきれいに撮れる。
最初はレンズのついている面と、ディスプレイとの角度に戸惑ったけれど。

…って、私、何か勘違いしてない?確か携帯電話の話をしていたような気が…。

私のケータイはいつのまにか、電話もかけられるカメラになっていたのだ!
(メールもできるよ~)


?????

ちょっと(かなり)ピンぼけ


この写真、ブレててピンぼけで、何が何だかわからなくてすみません。
感度を低く、フラッシュも点灯しないように設定しているし、ケータイなので。
(と、いつもの言い訳)
以前、長野県の某所で遇った、野生の鹿の群。
子供の鹿も含めて20頭くらい。

ここ数年、人里で見かける事が多い鹿。
箱根でも見たし、知床でも…。
あ、でも知床は元々鹿と人間が近い所で暮らしているので、ちょっと違うのかな。
夕方お風呂に入っていたら、窓の下に鹿が座っていた時は、さすがに驚いたけれど。

滋賀県の石山寺では、鹿が紫陽花を、全部すべてまるっと食べてしまったらしい。
ほんとうに何も残らないくらい、きれいに跡形も無く食べてしまったのだ。
石山寺は若い頃に行ったことがあって、色々と興味深い場所だった。
半地下になっていて、ちゃんと月が眺められる紫式部のヲタク部屋…とかね。

そうそう鹿で思い出したけれど、奈良県のゆるくないキャラせんとくん。
中の人は八嶋智人さんのご友人とか。
話題全盛期に「ぷっ」すまに出ているの見て、動きが尋常じゃなく面白いと思ったけれど、
もしかして俳優さんが入っておられるのだろうか…ちょっと見てみたい。

……人里に出てきた鹿の話をするつもりだったのに、せんとくんの話になってしまった。


紫陽花


ローズマリーって何?

これは紫蘇…ですよね


私が小学生の頃、一番仲の良かった友だちは、中学校の隣に住んでいた。
いつものように遊びに行くと、隣で文化祭なるものをやっているとのこと。
小学生にとって、中学校はちょっと敷居が高かったのだけれど、
彼女のお兄さんがそこの生徒だったので、二人で様子を見に行くことになった。

緊張しながら、恐るおそる正門から入ると、
どこからか大きな音で、サイモン&ガーファンクルが流れてきた。
制服を着た背の高いお兄さんやお姉さんとすれ違い、右往左往する私たち。
曲はサウンドオブサイレンスで、そこはもう、ほんとに大人の世界だった。


それから何年もたってから、大学でフォークバンドをやるようになった私。
私たちのバンドは、下手でも目立たない、オリジナル曲をやっていた。
で、先輩にサイモン&ガーファンクルの完全コピーバンドをやっている人たちがいて、
その人たちがなんと、本物よりも上手だったのだ!

本物は作ったばかりの曲をすぐにレコーディングするけれど、
彼らはもう何年も、大好きな曲を歌い込んでの発表なのだ。
……練習って、スバラシイ!
っていうか、愛って、憧れって、スバラシイ!


ここで時間をかなり巻き戻し……小学校を卒業した私は、英語の辞書を買ってもらう。
わくわくしながらサイモン&ガーファンクルの歌詞の、単語をひとつひとつ引いてみた。
ところがofの意味さえ解らない悲しさで、なんともちんぷんかんぷん。
中学生が英語を覚えるのには最適の歌の数々ということに、後になって気づくのだが…。

しかし当時はまだofの意味さえ解らない私。
そして辞書にも載っていないし、どう推理しても解らなかったのが、
スカボローフェアの中の「パセリ、セイジ、ローズマリー、&タイム」。
今では普通に使っているけれど、当時はそんなシャレたもん、私の周りには無かった。

んでもって、私の訳詞は中途半端なまま終わってしまったのだ。
(それでもパセリくらいは知ってたさ…)


沼に蓋をする?

半夏生


今日は半夏生なので、井戸に蓋をする風習があるということを小耳にはさんだ。
天から毒が降って来るって伝説?そりゃ~大変だ!だったら、うちの沼にも蓋をしないと。
…なので、今日の更新はお休み!ということにしようかと思ったけれど…。

万が一、1年後もブログを続けていたとしたら、
今日は井戸に蓋をする日…なんてことを、ちゃんと覚えているかどうか自信がない。
…ということで、お休みするのをやめにした。

でも、本当に1年後も私、ブログを続けているのだろうか。
それはそれで、まったく自信がない。
当初3ヵ月…いや1ヵ月も続かないだろうと、てきとーな気持ちではじめたのだ。

7ヵ月も続いているのが不思議なくらいだ。
そしてどうやら誰かがちゃんと読んでくれているらしい…という更なる不思議。
う~~~ん、これがほんとに、にまにましてしまうくらいうれしい、不思議な、多分事実。

半夏生というのも、数年前からスーパーのチラシなんかで目にするようになって、
「タコを食べましょう!」という、土用の丑とか節分の太巻き的に、
どうかひとつ…あわよくば…というマーケティングの一環らしく…。

私、タコは好きなので、別に誰かに言われなくとも、
何かの特別な日じゃなくとも、食べたければ食べてるけど。
最近多い、モーリタニア産のタコ。

でも今日の夕食は麻婆豆腐。
あ、いっそ365日、毎日食べるもの決めておいてくれると、案外楽で良いかも…。
今日はお茶漬けの日とか、おにぎりの日…とかね。
(もうあるのかもしれないけれど)


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